デジタルサイネージについて想うこと
「デジタルサイネージ」という言葉、なんだか魔法の呪文のような気がしませんか?
毎年、今年こそデジタルサイネージ元年だ、とくり返し言われています。
「デジタルサイネージ」はすっかり流行(はやり)ことばと化して、この言葉だけが一人歩きを始めているように感じます。
または、「デジタルサイネージ」と聞いただけで、これまで似たような提案をいろいろな会社から何回も受けてきている担当者が、
「またですか?」と興味を示さなくなるケースも珍しくなくなってきています。
実はこのデジタルサイネージの市場は、日本ではまだまだ黎明期なのです。
デジタルサイネージ元年は、まだ訪れているわけではないのです。
デジタルサイネージは、かれこれ10年以上前からアメリカ・欧米での導入事例を発端に日本でも除々に上陸を始めましたが、
そのほとんどはディスプレイメーカー、システム会社、通信会社等がハード売りの論理から考えているシーズ市場で、
2012年を迎えた今でもその本質は変わっていません。
世間に紹介されている事例は、素晴らしい導入例として華々しく取り上げられている場合が大半ですが、
実際には、本当の課題は決して表にでることはありません。
きちんと収益が上がるような実ビジネスの例は非常に少ないのが実態なのです。
実際よく目にする、導入検討の上で陥りやすい「デジタルサイネージの思考の罠」として、次のようなことが挙げられます。
● システム的にどのような機能が網羅されている必要があるか?
● ディスプレイやネットワーク回線は何が良いか?
● より効果の高い設置方法は何か?
● どのようなコンテンツを流すか?
● コストを回収できるプラン(広告等)はあるか?
これの何が間違っているの?と思われる人も多いでしょう。
しかし、このようなアプローチの仕方でサイネージを導入して成功した例はないのです。
では本来のあるべきデジタルサイネージの要素とは何なのでしょうか?
デジタルサイネージを導入すれば、クライアントの全ての課題が解決されて、
目的が達成されると誤解されることもありますが、そんなことはありません。
さらにデジタルサイネージの費用対効果についてよく聞かれますが、これもまたデジタルサイネージだけで全ての効果が出るわけではありません。
デジタルサイネージは万能の、打ち出の小槌とは違います。
デジタルサイネージの本当の魅力とは、アイディア一つで「無限の可能性を持っている」と言う点なのです。
弊社はこのデジタルサイネージを「エリア」と「ヒト」の行動パターンに則り、より効果的な「認知促進」「きっかけ作り」を
提供するツールの一つとして提案して参ります。
10年以上デジタルサイネージに係ってきた弊社は、特に陥りやすい従前からのサイネージ導入・失敗事例について、豊富な経験を持っています。
より効果的なコンテンツの映像手法も併せ、
他メディアとの連携企画も同時に行えるワンストップソリューションを提供して参ります。
是非、皆様のデジタルサイネージの導入にあたり、弊社をご活用下さい。