デジタルサイネージとは?

「デジタルサイネージ」という言葉、なんだか魔法の言葉のような気がしませんか? ここ近年 「デジタルサイネージ」は「デジサネ」などと短縮形で言われるようになり、言葉だけが一人歩きを始めているように感じます。 または、「デジタルサイネージ」と聞いただけで、これまで似たような提案をいろいろな会社から何回も受けてきている担当者が 「またですか?」と言いたくなるようなケースも珍しくありません。

デジタルサイネージは、日本語で平たくいうと「電子看板」のことです。 このデジタルサイネージの市場は、最近でこそ街中や電車の車内でずいぶんみられるようになりましたが、 バーなどでビールを飲みながらのスポーツ観戦が昔から浸透し、当たり前のように街中で映像が放映されていたアメリカ・欧米では既に20年以上前から普及していました。さらに最近はお隣の国の韓国や、台湾、中国、シンガポール、マレーシア、タイなどでも導入が急速に進んでいます。日本でも10年ほど前から除々に設置が進み始めましたが、 そのほとんどはディスプレイメーカー、システム会社、通信会社等がハード売り、売り切りの論理から考えているシーズ市場のため、 オリンピックを来年に控えた2019年の今でも、何故だかその本質は変わっていません。 日本ではまだまだ発展途上期のビジネスなのです。

また世間に紹介されているケースとしては、渋谷のヒカリエやJR品川駅のコンコースを始めとした、圧倒的台数による見た目も素晴らしい導入例が取り上げられていますが、 実際は本当の課題は決して表にでることはありません。機器の不具合やメンテナンスにも相当な金額がかかり、きちんと収益が上がるようなビジネスの例は非常に少ないのが実態です。 我々がよく目にする、導入を検討する上で陥りやすい「デジタルサイネージの思考の罠」として、次のようなことが挙げられます。

 ● システム的にどのような機能が網羅されている必要があるか?
 ● ディスプレイやネットワーク回線は何が良いか?
 ● より効果の高い設置方法は何か?
 ● どのようなコンテンツを流すか?
 ● コストを回収できるプラン(広告等)はあるか?

上記のような検討事項だけでとりあえずサイネージを導入したものの、後から非常に苦労するケースを我々はいくつも見てきました。では、あるべきデジタルサイネージの必要要件とは何なのでしょうか?

また最近は「屋外看板市場」や「印刷業界」が売上額の減少やネットによる価格破壊によって、デジタルサイネージ業界に参入するケースも多々見てきました。その場合も、最近はモニター等のハードウェア機器やネットワーク回線が安くなったこともあり、簡単に設置できると誤解されていることが多く、導入してからクライアントからクレームがきたり、トラブルが多発して、駆け込み寺的に弊社に相談を受けるケースもよくあります。特に屋外型の場合は安易に導入すると、その後の費用の方が膨大にかかることもあるため、注意が必要です。

さらにデジタルサイネージの費用対効果についてよく聞かれますが、これもまたデジタルサイネージだけで全ての効果が出るわけではありません。 デジタルサイネージは万能の、打ち出の小槌とは違います。 デジタルサイネージの本当の魅力とは、アイディア一つで「無限の可能性を持っている」と言う点なのです。

弊社はこのデジタルサイネージを「エリア」と「ヒト」の行動パターンに則り、より効果的な「認知促進」「きっかけ作り」を 提供するツールの一つとして提案して参ります。

10年以上デジタルサイネージに係ってきた弊社は、特に陥りやすい従前からのサイネージ導入・失敗事例について、豊富な経験を持っています。 より効果的なコンテンツの映像手法も併せ、 他メディアとの連携企画も同時に行えるワンストップソリューションを提供して参ります。

是非、皆様のデジタルサイネージの導入にあたり、弊社をご活用下さい。